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1.地球環境の保全に貢献する |
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地球規模での環境問題が叫ばれている現代、失われつつある自然を取り戻し、自然と共生する社会が求められている。地球温暖化や砂漠化、酸性雨やPM2.5などの環境破壊を防ぐためも、水をはぐくむ森林の役割を見直し、河川や海洋の働きや再生能力を理解し、本来の自然の浄化作用を回復し、豊かな自然を守らなければならない。健全なスポーツフィッシングや自然の中での活動を通じて、河川や森や海洋とより深く接することで、自然との共生を考え、河川や海洋の浄化作用を取り戻そうとする感性と叡智を育て、行動する。
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2.子供たちの健全な育成を図る |
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自然を守ろうと努める人たちの多くは幼年期に自然の中で遊び、自然を学んだ経験を持っている傾向が強いことから、そのような人材を育てていくためには、子供たちが自然の中での活動を経験することが不可欠であろう。しかしながら、住環境や生活環境などの理由で、河川や森、海洋に触れる機会がない子供たちもたくさんいる。将来を担う子供たちにスポーツフィッシングや野外活動を通じ、自然の中でより多くの経験をしてもらうことで自然を守ろうという意識を育てる。
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3.健全なスポーツフィッシングの普及 |
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健全なるスポーツフィッシングの普及・発展を通して、釣魚の生態の把握、魚種資源の維持・保護はもとより地球環境の保全に貢献する。近年日本には年間5千3百万人の釣りを楽しむ人々がおり、現在の漁業法で公的水面においては、比較的自由に釣りができる状態ではある。しかし、近年の環境開発に加え、
釣り人口の増大、釣りの多様化などにより、釣り場の荒廃、釣り場を取り巻く他レジャーとの摩擦、職業漁業者とのトラブル、釣り場環境への影響などの問題が深刻化してきている。このことは、釣り文化と釣り場環境の管理に一定の社会秩序が欠如してきているものではないかと考えられる。
この釣り人口社会に一定の秩序意識を与えるためには、個人的な活動には限界があり、大きな規模の釣り場を調査し、管理し、ある程度規模の大きい釣り大会競技を通じて指導し、その大切さを多くの釣り人に伝えることが必要である。
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